先日。
当面使う予定のない、私の手元に現金で残っていた日本円30,000円とシロクマ氏の手持ち英国ポンド60ポンドを持って両替に行ったときのこと。 「300Aドルにはなるだろぉ~。」って思っていた、日本円30000円は280Aドルに。 そして、「たったの60ポンドじゃたいした額にならないわねぇ。」と思っていたポンドは120Aドルに変身。・・・ 1ポンド2A㌦。 倍ですか。・・・わかっちゃいたけど相変わらず強いポンドなのでありました。 日本円の力なさにがっくり肩を落としたワタクシ。 がんばれニッポン。 と思わされた一件でございました。 さてさて。 シロクマ家1週間のイギリス里帰りが3年半ぶりに実現しましたぁ。 久々英国系エアライン「Virgin Atrantic Airline」に乗りこんだシロクマ家。 相変わらずスタイリッシュなサービス・・・いけてます。 そして、聞こえてくるのはバリバリの英国アクセントの英語でございます。 3年半のアメリカ生活で忘れていたこの響き。 かる~くショックを受けてしまった私でございました。 そして、Heathrowに降り立った私の目の前に飛び込んできたのは、個性的な形のロンドンタクシーと細長いナンバープレートを下げたちっさい車たち。 ダラスじゃこんな小さな車探すほうが大変よぉ。・・・ってなくらいなんですが、ロンドンあたりじゃちっさな車ばっかりでございました。ガスは1リッター1.2ポンド(240円くらい?)で予想通りの高さ。 道はもちろん狭い上に両脇路上駐車。ダラスでの車の運転に慣れてしまった私には「車はどこを走るんですかね?」ってな勢いの狭さで・・・(苦笑) イギリスじゃ車はあれくらい小さくないと生きていけないです。(爆) 久々の右ハンドル。狭い道。プラス マニュアル。 ナーバスなシロクマ氏の横で「初めてアメリカで走ったときもこんなだったなぁ。」なんて昔を懐かしく思い出したりして。 はてさて。 そんな思いでようやくついたのはNorth Londonに家を構える義理姉のお宅。 5歳と8歳になる英美里のいとこJadeとScarlettが迎え入れてくれました。 私たちがイギリスを去ったときは英美里はまだ1歳のお誕生日まえだったからお互い写真でしか覚えてないんでしょうけど、再会を喜んでおりました。それにしても、まぁ・・・女の子3人集まると、かしましいこと。 ついてから1時間ほど・・・2階の子供部屋に行ったきり姿を消した英美里。 たまに降りてきて姿を見せるのだけれど、何回ドレスを着替えたのでしょう。 シンデレラ。白雪姫。妖精ちゃん。・・・しまいにはパンプキンで落ち着いていたようです。 5年ほど前に家を購入した義理姉夫婦。改装には相当労力ががかかったと思うのだけれど以前見たときとは見違えるほどに素敵な家に仕上がっていました。 イギリスに住むのだったら義理姉夫婦が住むNorth Londonあたり。と思っているのだけれど、今イギリスの住宅価格は少し下がってきたとは言っても、まだまだとても高くて3BRで「1億」くらい。(もちろん中古ですよ。イギリスですもの。笑) 今は帰り時ではないですわねぇ。(苦笑) シンプルなのだけれどそれがとても心地よい暮らしをしている義理姉夫婦。 肩の力が抜けた生活・子育てをしていて、滞在している私たちものんびりできました。 生活時間にゆとりがある。っていうか・・・朝7時前には仕事に出かけるご主人は5時半ごろ帰宅。それから「お茶」を飲んで・・・ご主人が食事の支度をして、子供たちは8時ごろまでには遅くてもベッドに入るのでございます。一日のうちで義理姉がバタバタとすることはなく・・・いったい私とのこの生活のゆとりの違いはなんなんだ。と思い改めさせられた1週間でもございました。 そして、こちらはちょうど私たちがアメリカにわたった頃に、姉夫婦の家から1時間くらいドライブしたカントリーサイドに居を移した義理兄のお宅のお庭。 カレージも6つ。 ダラスでせせこましく2BRで暮らしているのがばかばかしくなるくらいの家ですよ。 こちらで親戚一同、家族写真のアップデートに集まりました。 それが・・・みんなの目を疑うほどのおてんばに成長していたものだから驚きですよ。 まずは「Hey You guys・・・」の彼女の一言で「おーアメリカンやなぁ。」と一同騒然。(笑) 庭に出ていた「あひる」を「捕まえておいで~」と冗談で言ったならば、雨の中、パンツ一丁姿で飛び出していった英美里嬢。・・・ ま。私とシロクマ氏にしてみたら「想定内」のことなんですがね。 3年半あっていなかった親戚一同には「大うけ」の一幕でございました。 そんなこんなで英美里さんの活躍もあって楽しいひと時と相成りました。 そして。最後に忘れてならないのがこちら英美里のグランダ。 シロクマ氏が子供の頃に読んでもらっていた絵本を英美里にも読んで聞かせてくれました。 覚えているのかな。・・・ 英美里はぜんぜん躊躇することなく、「グランダぁ。」と言っては懐に飛び込んでいく姿をみて長いことあわせてあげなかったことを申し訳なく思ったひと時でした。 お医者さんに行けばそれなりに改善の道が開けると思って家族全員しつこいほどに説得はしているのですが・・・「医者はいらない。」の一点張り。 一人暮らしももう大変なので「兄夫婦のところへ身を寄せる。」という誘いもきかないみたいで。・・・人の迷惑にはなりたくない。という気持ちはわかるけれども、一緒に夕飯「フィッシュアンドチップス」を食べたとき、うれしそうに「だれかと一緒に食べるご飯はいいもんだなぁ。」なんてひと言に一人暮らしの寂しさがうきぼりに。・・・そんなグランダを一人残して去るのはとてもつらく悲しいものでありました。 実はグランダには内緒で兄嫁が手術の話など進めているようす。 兄夫婦のところに身を寄せる話ももう少し押してみる話も。・・・ 早く今の状態が改善されることを願うばかり。 別れ際に 「英美里の大切なグランダですから、早く元気になってオーストラリアまで会いにきてくださいねぇ。」と言ってみたならば・・・ 「元気にはなれたとしても、オーストラリアに行くかどうかは約束できないな。(飛行機が大嫌いだから。)」ときっぱり言われ・・・想定内ではありましたが「がっくり」・・・な嫁なのでありました。
by sumie-s
| 2008-08-15 07:15
| 旅 UK里帰り2008
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